今日National Geographic ナショナルジオグラフィックを読んでいたら世界中の危機遺産についての記事が。25の危機遺産がリストアップされており、その中に日本の香川県立体育館が挙げられていました。
香川県立体育館
1964に建てられた香川県立体育館は世界的な建築家 丹下健三氏の代表作として国内外で有名な建物だそうです。船のような形状をしているのが特徴。
50年間スポーツイベント等で利用されてきたようですが、度重なる耐震改修工事の入札不調により施設の利用が中止されたそうです。
世界危機遺産
米国のワールドモニュメント財団が指定する2018年の危機遺産として上記の香川県立体育館が選ばれています。ワールドモニュメント財団のウェブページで香川県立体育についての記載を見ましたら下記のような事が書かれていました。
- ランドマークとして親しまれてきた香川県立体育館は高松におけるスポーツイベントを50年間開催してきた
- 屋根が雨漏りし始め、2014年に施設をクローズ
- 雨漏りはサスペンションケーブルのサビによるもの
- 体育館を継続利用するにはケーブルの交換が必要
- 修復は技術的に難しい上、耐震性を強化する必要があることから丹下 健三のミッドセンチュリーランドマークの未来が危うい状況にある
World Monumets Fund サイト内の記載:https://www.wmf.org/project/kagawa-prefectural-gymnasium
英語ワンポイントレッスン
hang in the balance :どちらに転ぶか分からない、危機にひんしている(例文:The future of this building currently hangs in the balance.)
感想
ナショナルジオグラフィックの記事を読むまで日本国内の事なのに知りませんでした…
現在修復に向けての入札が不調だそうで、取り壊しの危機があるそう。
香川県立体育館は代々木体育館の原型と云われているような立派な建物。このような建物は壊すのではなく残していくことができればと思います。