以前読んで印象に残っている小説に「僕僕先生」というファンタジー作品があります。
僕僕先生
僕僕先生のあらすじ
中国、唐の時代。毎日だらけて過ごす王弁という少年がこの物語の主人公。
王弁は現代でいうニートのような生活を送っていたのですが、ある時美少女仙人に出会う事により生活が一変します。
仙人になるために必要な仙骨が王弁にはない。けれども何故か美少女仙人に気に入られ弟子になる事に…..
「日本ファンタジーノベル大賞」受賞作。
仙骨
僕僕先生では仙人になる為に必要とされている仙骨。
この仙骨というのは小説の世界だけでなく現実世界でも神聖で重要とみなされていた骨なんです。
仙骨の英語の語源
仙骨は英語でsacrumといいます。
Sacrum セイクラムの語源はラテン語 で os sacrumで「神聖な骨」という意味があります。
ちなみに関連語としては次のような単語が挙げられます。
- sacred 神聖な
- sanctuary 聖所
- sacrifice 犠牲
このように語源を見ると仙骨が神聖なものとされていたのが窺えます。
なぜ仙骨が聖なるものとされていたのかには様々な説が。
仙骨の諸説
仙骨が神聖なものであるとされていたのには下記のような説があります。
- 古代に神聖なものとされていた動物の仙骨がsacrifice になった
- 仙骨は人体の神聖な器官を保護するもの
- 古代エジプトでは仙骨は人体の中で最も神聖な部分とされていた
- 仙骨は丈夫で死後も腐敗せずに残る。そのことから仙骨が復活の際に核となって肉体が出来上がるというユダヤ人の伝説がある
- 日本では薦骨=神に薦める骨と読んでいた
感想
様々な場所で神聖とされた仙骨。
仙骨が歪むと骨格が歪むというように人体に影響を及ぼす重要な部分であることは想像できますね。
最後に
今日は仙骨にまつわるアレコレについてのお話でした。
余談ですが仙骨エリアって凝り固まりやすいので私はフォームローラーでほぐすようにしています。
仙骨をグリグリするのではなくてその際にある仙腸関節/wikipediaをマッサージするのがポイント。