英語のいいまわしを間違えてしまった場合、恥ずかしくてどうしようもなくなる時があります。
けれどもこのような状況で使用した表現はなぜか記憶に残ったりしませんか?
間違いは記憶に残る
一度間違えた事が記憶に残りやすいのは「恥ずかしいから二度と間違えたくない」という気持ちが働いてきちんと覚えようとするからなのかなと思っていましたが…..
昨日読んだ英文記事によると、Baycrestにおける最近の調査で次のことがわかったそうです。
- 学習時に全く間違えないより「ニアミス」をした方が情報を身に付けることができる
- 「ニアミス」することは正しい答えへの足がかりになる
ふーむ、そうなのかという感じですね。
ちなみに間違える際は全く検討違いのミスではなく正解に近い「ニアミス」する事がポイントだそう。
例えば試験の学習に向けて練習問題を解く場合は全く勉強しないで間違えるより事前に学習して正解に近い間違い方をしたほうが良いようです。
TOEICの試験等で事前準備をしないで同じ間違いを繰り返しスコアが上がらないケースがよくあるようですが、少し気をつけて前もって学習すると結果が違ってくるかもしれませんね。
失敗は成功のもと
英語で会話していて間違えるような表現って全く知らない表現ではなくて以前学習していた知っているはずの表現である事が多いと思います。なので多くの場合「ニアミス」的な間違いをしているという事になります。
このような事を考えると日頃頑張って学習していて間違える事はそれほど悪い事ではなくむしろ上達へのステップなのかもしれません。
一度失敗したと思うと同じ失敗を繰り返さないようにしようという気持ちが働いてかえって英語力アップにつながる事もあるので「失敗は成功のもと」といったところでしょうか。
英語ワンポイントレッスン
さて「失敗は成功のもと」を英語でなんというのでしょうか?
英語では次のように表現します。
- Failure teaches success.
- Failure is a stepping stone to success.
stepping stone というのは手段、方法という意味です。失敗しても成功へのステップになるよというニュアンスですね。
その他に
- Failure often leads to success.
といった言い方もあります。失敗は成功につながることはよくあるという意味です。
最後に
とりあえず何でもいいから言ってしまおうと検討違いの間違いを連発するような場合は注意が必要かもしれません。
社交的で会話好き、間違っても気にしない!ようなタイプの人が実はなかなか英語が上達しないのはこの辺りのところに原因がありそうです。
英語はトライ&エラーで間違えを恐れずに!ただし間違える際は「正確に近いミス」をするほうが良いようなので、日頃から学習しておくことが重要ということになります。