私は高校生の頃までバレエを習っていましたので、バレエには特別な思い入れがあります。
今回は私が大好きなバレエがテーマとなっている映画のご紹介です。
最近見た映画や以前見て心に残っている映画をピックアップしてみました。
Contents
愛と喝采の日々
キャスト
シャーリー・マクレーン
アン・バンクロフト
ミハイル・バリシニコフ
レスリー・ブラウン
あらすじ
シャーリーマクレーン演じるディーディーは今でも現役のバレリーナとして活躍する親友のエマとともにかつてはバレエの世界に生きていた。
結婚しバレエを引退したディーディー。
その後ディーディーの娘エミリアがバレエ団に入団し、バレリーナとしての才能を発揮します。
エミリアがミハイル・バリシニコフ演じるユーリと恋に落ちたり、エミリアとエマが親密になっていくのを見て母親のディーディーはとまどい、嫉妬の念にかられてしまい…
感想
1977年度アカデミー賞に10部門ノミネートされています。この作品は古い映画ですが、非常に心に残っている映画のひとつです。
ユーリ役のバリシニコフやディーディーの娘役のレスリー・ブラウンがとても美しく、バレエを踊っている姿を見て当時うっとりしたものです。
特にレスリー・ブラウンは細く理想的なバレリーナ体型であり「羨ましいなあ。こんな体型だったら私もバレエがもっと上達したのに」と複雑な感情を抱いた事を覚えています。
この映画はバレエシーンの素晴らしさだけではなく、年をとりつつある現役バレリーナのエマと現役を退いた元バレリーナのディーディーの心の葛藤や友情を描いています。
〜仕事をしている人、仕事をやめて主婦になった人、バレエを今習っている人、かつて習っていた人〜
様々な立場の人が見て感情移入したり人生について考えさせられる作品だと思います。
この作品に出ている名ダンサーのミハイル・バリシニコフはもうひとつ有名なバレエ作品「ホワイトナイツ」にも出演しています。
ホワイトナイツ
キャスト
ミハイル・バリシニコフ
グレゴリー・ハインズ
ヘレン・ミレン
イザベラ・ロッセリーニ
あらすじと感想
アメリカとソ連に亡命した2人の物語。
グレゴリー・ハインズとミハイル・バリシニコフといった名ダンサーが出演しており、ダンス好きにはたまらないシーンがたくさんあります。
この当時のバリシニコフはダンスが素晴らしく色気があり、目が離せない存在でした。
最近、アメリカドラマにバリシニコフが出演しているのをみかけて「全盛期に比べて年をとったなあ」と思いましたが微かな色気は健在だと感じました。現在一般の人から見ると「誰このおじさん?」みたいな感じかもしれませんが、バリシニコフはバレエ界では有名なのですよ。
ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣
この映画は最近渋谷のBunkamuraに見に行きました。ドキュメンタリー形式の淡々とした映画なのですが、とても良い作品でした。
キャスト
セルゲイ・ポルーニン
セルゲイ・ポルーニンの家族
セルゲイ・ポルーニンのバレエ団の友人
あらすじや感想
セルゲイ・ポルーニンは名門英国ロイヤルバレエ団にて誰もが認めざるを得ない才能と実力で史上最年少でプリンシパルになった人物。
しかしながら、突然バレエ団を電撃引退してしまうのです。
その背景にはセルゲイ・ポルーニンの生い立ちが深く関わっていました。
セルゲイ・ポルーニンの生い立ちは非常に貧しく家族が総出で出稼ぎに出たりする事によりセルゲイのレッスン費用を工面。
その為、セルゲイは子供のころから期待を一身に背負い家族の為にも練習に明け暮れるのですが、ある事をきっかけに心の糸が切れてしまうのです。
「バレエに全てを捧げてきた人間がバレエを本当にやめる事ができるのか?」といった事をテーマに天才の心の葛藤を上手く引き出した作品です。
YouTubeで更に有名に
セルゲイ・ポルーニンが一躍有名になったYouTube 映像。
ホージアのヒット曲「Take Me To Church」にのせて踊る姿が話題となり再生回数が急上昇したそうです。
最後に
バレエ映画は普遍的な芸術性の高さから魅力が色あせず、時代が変わっても楽しめると思います。