大人になってから語学を習ってなかなか上達しなくて悩む人は多いと思います
英語をはじめその他の言語を学ぶ者がそんな時に考えるのは次のようなことだと思います。
上記の中で特に「年齢と語学習得」の関係について考える人って多いと思います。
例えば海外で暮らす事になった親子の場合。子供はどんどん外国語が上達するのに親の方はまったく習得できないというのはよくあることで。 「外国語は子供の時に始めた方が良い」というのは一般的に広まっている認識なのではないでしょうか。
「語学は子供の頃に始めた方が上達する」と多くの人が漠然と感じてはいるものの、何歳までに学べばよいのかというのは今までよくわからない感じだったと思います。
先日見た海外のニュース記事によると、語学習得と年齢に関する事で次の事がわかったそうです。
ジャーナルCognitionによると、上記の研究結果は670,000人の様々な年齢や国籍の人々を対象にした調査で判明したそうです。
子供をネイティブ並みのバイリンガルに育てたい場合は、10才より前に学ばせるのがポイントってことでしょうかね?
18才くらいまでは高い習得能力を持つようですから、少なくとも20才前には学習を始めたほうがよさそうです。
ちなみに18才あたりで学ぶ能力が落ちてくる理由ははっきりとはわかっていないそう。
大人になると脳の順応力が減少するからでは?とかなんらかの社会的、あるいは文化的な影響によるものでは?と研究者は考えているようなんですが。
今回の研究結果を見ると大人になってから勉強しても上手くならないのかな?と思ってしまいそうですが…
必ずしもそういうわけではないようです。
20才を過ぎてスパイ並みに語学が上達するケースがあったりと、全員に上記の研究結果があてはまらないと考える専門家もいるんだとか。
この調査がグラマーという語学学習の一側面だけを扱っている点を指摘している博士もいたりします。
それに大人になってから語学の学習をすることにはメリットも!!
外国語を学ぶ事は脳に良く認知症の発症を遅らせると最近の研究ではいわれています。
バイリンガルの脳が持つ利点―ミーア・ナカムッリ(YouTube )
このYouTubeでは脳機能と語学学習の関係について解説しています。ナレーションは英語ですが、右下のアイコンで日本語の字幕が見れます。
大人になってから学んでネイティブと全く同様でなくても上手に言語を操る事ができる人はたくさんいますし、あまり年齢は気にしなくても良いのでは?と個人的には思います。
私の場合、ある年齢を境にガックと語学習得能力が落ちた!と思う時がありました。
語学力低下の危機を感じるあまり、先日脳機能にカツをいれよう!とフランス語をもう一度勉強しようと思い立ちました。
それでNHKのテレビ講座のテキストを購入したんですが……..よくみるとテレビ講座ではなくラジオ講座のテキストを購入していました!!がーん。
マイペースでのほほんとしすぎは本当にいけませんね。このうっかり加減はマズイです。
まあ、気を取り直してテレビ講座とラジオ講座を両方することにします。
(BBC)Critical window for learning a language(http://www.bbc.com/news/health-43947365)
(Newsweek)SCIENTISTS PINPOINT BEST AGE TO LEARN A SECOND LANGUAGE(http://www.newsweek.com/scientists-pinpoint-best-age-learn-second-language-907505)
(BBC)Study into how language delays onset of dementia(http://www.bbc.com/news/uk-scotland-42886423)