2017年度に米Google検索の映画カテゴリーで最も検索された映画一位は「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」だそうです。
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
この映画はスティーヴン・キングの小説が原作になっています。おおまかなあらすじは下記の通りです。ネタバレしないよう簡単に。
あらすじ
ある時、子供を狙った事件が起きる。
マイクはその事件が子供時代に「IT」(英語でITは鬼という意味がある)と呼んでいたピエロのペニーワイズの仕業だと確信する
ピエロを怖がる人は多い
ピエロを恐れる人は実はかなり多くいるようで、「道化恐怖症」なる言葉まで存在します。
有名人ではジョニー・デップがこの恐怖症を持っています。克服するためにわざと家にピエロの人形を置いているのだとか。
なんだか人形を見る度にトラウマになりそうですが…
英語ワンポイントレッスン
道化恐怖症:coulrophobia
鬼ごっこ等の鬼:it ( 例:You’re it! 君が鬼だよ!)
ピエロを恐れる理由
多くの人がピエロを怖がる理由としては下記の説があります。
- メークアップされた顔から表情が読み取れない
- 欧米ではサーカス等で恐怖を覚える年頃にピエロを見るため
- 「バットマン」「IT」等の悪役のピエロのイメージが定着
- シリアルキラー連続殺人犯の*John Wayne Gacyがピエロに扮した姿と結びついてしまった
*John Wayne Gacy(Wikipedia)
ジョン・ウェイン・ゲイシー (John Wayne Gacy, アメリカ合衆国生まれの連続殺人者。子供たちを楽しませるため、パーティなどでピエロに扮することが多かったことからキラー・クラウン(殺人道化、殺人ピエロ)の異名を持つ。
以前当ブログで紹介した事がある動画「Brain Stuff」のシーズン6、エピソード1
“Why are Some People Afraid of Clowns?”
では上記の理由を含め人々がピエロを恐れる理由が詳しく説明されています。
「Brain Stuff」について紹介した記事はこちら。
最後に
歴史的な事や心理的な面から道化恐怖症が生まれたようです。
ちなみに映画「IT」の公開後、道化恐怖症の症状があらわれた人もいるようですよ!