英語力アップの為にシャドーイングやリピーティングを実践している人は多いと思います。
このシャドーイングやリピーティングで疲れる!という声がちらほら。
今回は、なぜシャドーイングやリピーティングで疲れるのか。
疲れない為の注意点は?
といったことを考察していきます。
Contents
シャドーイングやリピーティングで疲れる原因として考えられることは次のとおり。
英語を話す時は日本語を話すときと違う筋肉を使う場合があります。なので日頃あまり英語を話さない場合「なんか疲れる」とぐったりする場合があります。
日本語は口先だけでも発声できるような言語なんですが、英語はそうでもない。舌の動きも多いです。
普段あまり英語を使う機会がない人はなるべく意識して使うようにすると「思うように口が動かなくて疲れる」ということは改善していきます。
体の運動と同じで疲れる場合最初は短時間の練習で。慣れるにしたがって徐々に練習量を増やしていくと良いと思います。
筋肉が疲れるというより、喉が痛くなってつらい場合は発声の仕方に問題がある場合があります。
声帯に良くない発声、それは「ささやき声」
これは意外かもしれませんね。ささやき声は実は声帯に負担があるのであまりやらない方がいいです。
発声の際は小さい声でも良いんですが、「ささやき声・ウィスパーボイス」はひかえた方が。特に乾燥している時にやりすぎると喉がイガイガする場合があります。
乾燥も声帯にはよくないので、空気が乾燥している時は加湿器を付けたり水を多めに飲むようにすることをオススメします。
ちなみに水分はコーヒー等やお茶よりも水が良いです。
その他に喉が痛くなるのを防ぐには
といったことを意識すると良いと思います。
大声を張り上げた発声や無理な高音は声帯に負担がかかる場合がありますので、喉が痛くなりやすい人は注意が必要です。
例えば大声の本来の声では出しにくい音域の作った甲高いアニメ声で英語のリピーティングをするとか・・・。そういう人はあまりいないような気がしますが。
タバコやアルコールは喉の乾燥をまねくことがあります。乾燥すると声帯が合わなくなり振動しづらく。
ちなみに声帯っていうのは、空気の通り道である気管の喉頭にあります。飲食物が通るほうは食道になります。
声帯は普段V字をしています。これが発声時は呼気によって左右が合わさって波が起こって声が出るのです。
それで、声帯は高い声を出すときはピンと張って緊張した状態、低い声を出す時は緩まった状態です。輪ゴムがピンとはったりゆるんだりする状態を思い浮かべるとわかりやすいかと。
声帯は声を出している間はすごいスピードでふれあっています。そして高い声の場合より多く振動します。
声を酷使するような職業(例:歌手、講師)やおしゃべりな人の声帯にタコのようなものができる場合があるんですが〈声帯結節〉これができると、かすれ声になったりして思うような声が出なくなることが。
声帯がきちんと合わさらなくなり隙間ができるので息漏れしたような声になるわけです。
それから歌手やカラオケ好きの人で声を酷使してできる場合があるのが「声帯ポリープ」
声帯ポリープは声帯の粘膜部分の粘膜に「血豆」のようなものができた状態。
声帯ポリープは咳やくしゃみなどでできる場合もあるんだそう。
歌手や声優で声帯結節や声帯ポリープの手術をしている方はけっこう多いです。声を職業とする方にとって声帯は代えがきかないとても大切な器官。人間に与えられた楽器である声帯。その小さな声帯を手術することは非常にコワいと感じるのではないでしょうか。手術後しばらく発声してはいけない期間があると聞きますし大変なようです。
歌手の歌声が次々に失われるのは「日本だけじゃなく海外のスターも」
声を酷使しないでも声が出にくくなる場合があります。
高齢者などで声をあまり使わないと声帯がやせて萎縮してしまうことが。
声の衛生を考えると、酷使しすぎずほどほどに使うのが良いということになるのでしょう。
そして英語の練習時だけでなく日頃からなるべくある適度のボリュームの自然な声、リラックスした喉で発声するのがよいのではないかと思います。
英語のリピーティングやシャドーイングをする時は外部の音を遮断するノイズキャンセリング機能付きのヘッドフォンがおすすめです。
音がきちんと聞こえないのもストレスを感じて疲れてしまうことがありますので。
今回は英語の練習時に疲れる原因や対策についてでした。
なるべく疲れを残さないようにし、楽しい英語ライフを!
、