世界中でダウンロードされている大人気アプリである語学学習アプリ「Duolingo」
「Duolingo」は日本でも人気が高いので私の周囲でも使用しているという声をよく聞きます。
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Duolingoは非常に各方面で評価が高く、ユーザーだけではなく大手有名媒体でもおすすめされているのを見かけます。
Duolingoは年間最優秀アプリ(iPhone App of the Year)を受賞しているのがその人気の高さを証明していると思います。
このアプリをThe Wall Street JournalやTimeなどが「無料の学習アプリをはるかに越えている」「どんな言語学習アプリもDuolingoにはかなわない」と評価しています。その他の新聞や雑誌にもたくさんの絶賛のコメントが。
Duolingoの特徴のひとつとして広告がなく完全に無料ということがあげられます。
無料なのにどうやって運営してるのかな?と思うのですが、学習の一環として企業から依頼されたコンテンツの翻訳をしてもらう活動等によって運営しているそうな。これはインタビューで開発者が説明しているのを聞きました。
実際の効果が調査によって証明されています。Duolingoで34時間学習したとすると、大学一学期分の授業に相当するのだとか。
学習できる内容は英語だけではなくその他様々な言語コースもあるのが特徴。
ゲームのように楽しみながら勉強できるようなしくみになっています。
Duolingoは利用者が多いので進め方や使い方のコツがわからなくてもネット上で多くの口コミを見つける事ができます。
このようにとてもすばらしい特徴を持つ「Duolingo」っていったいどんな人が開発したのかな?と思っていたところ先日偶然開発者のインタビュー音声を聞くことができました。
Luis von Ahn(ルイス・フォン・アン博士)は、グアテマラ生まれ、カーネギーメロン大学の准教授でreCAPTCHA創設者です。 CAPTCHAは様々なメディアで取り上げられていることからLuis von Ahnの名声は広範囲に広まっています。
私はこのCAPTCHAの事をよく知らなくてなんだろうと思ったんでが、話を聞いているとどうやら自動化プログラムやボットによる不正利用を防ぐ技術のようです。
よくあるじゃないですか。ロボットではないのを確認するので歪んだ文字みたいなのを入力してくださいっていう画面。たぶんあの技術なんじゃないかと。
インタビューはオーディブルのオリジナルストリーミング内で偶然発見。
インタビューのなかではアプリの開発者であるLuis von Ahnさんが「Duolingo」アプリ開発のきっかけについて次のように語っていました。
どうやら、引退しようとしたけれどもすぐに働きたくなって世の中の為になるような事をしたいと感じたようです。
その時に教育関連のことで貧富にかかわらず、平等に語学を学べるようなしくみを作ることを思い付いたのだとか。
Luis von Ahnさんは故郷グアテマラで勉強したくてもできないような貧困層を見てきたので、そのような環境の人でもベストな語学教育を受けることができるようにしたかったとのこと。
お金持ちが教育を受けお金持ちで居続け、貧しい人が教育を受けれないため貧しいままという流れに思うところがあり、全員が平等に学習できるシステムを考えたようです。
このような発想はすばらしいですよね。
天才肌のLuis von Ahnさんなんですが、インタビューを聞いていると天才然としているわけではなく、冗談を言ったりきさくなキャラクターでとても良い人そう! こういう人っているもんなんですねえ。
多くの人が環境にかかわらず学べるしくみってすばらしい。
このようなシステムがどんどん世の中に出てくると良いなと思います。