昨日劇団新感線「髑髏城の七人」をIHI ステージアラウンド東京に観に行きました。
今回見に行ったのは、IHIステージアラウンド東京で上演中の「髑髏城の七人」2018ロングラン公演の「花」「鳥」「風」「月」の中のシーズン「風」バージョン。
豊臣秀吉にまだ支配されていない関東は、天魔王という仮面の男が率いる「関東髑髏党」に支配されている。
関東髑髏党に追われている少女、沙霧を助けた捨之介は、色街「無界の里」にて無界屋蘭兵衛と顔を合わせる。
そしてその後天魔王と戦う事になるのですが…
捨之介/天魔王:松山ケンイチ
無界屋蘭兵衛:向井 理
極楽太夫:田中 麗奈
贋鉄斎:橋本じゅん
兵庫:山内圭哉
沙霧:岸井ゆきの
狸穴二郎衛門:生瀬 勝久
松山ケンイチさんは、舞台でみるとやはり演技力が際だっています。今回は1人二役だったのですが、いったいいつ役が入れかわったのだろうという場面がいくつかありました。
向井理さんは、美青年な感じ。メイクの効果で普段のお顔とは違う妖しい感じに仕上がっていました。
向井さんは体型のバランスが人間離れしていて、妖しく美しい役にぴったり。顔が身長に対して凄く小さいので、「いったい何頭身あるんだろう?」と思ってしまいました。
個人的には、笑いを誘う贋鉄斎役の方の演技がすごくつぼに入ってしまった…。
私だけではなく観客席全体が大爆笑するシーンが何回もありました。
こういうお笑い担当の方が演じる場面では観客が一斉に反応するのが面白いです。
この舞台は今まで見た事がない感覚のもので凄く驚きました。
IHIステージアラウンド東京の舞台は観客席が動くのです!そしてステージが円形になっていて、それが照明や素晴らしい映像、音楽と融合。このような場所で観劇すると例えるなら、アトラクションの中で演劇を楽しんでいるような感じがするのです。自分自身がまるで劇中に入り込んでしまうような感覚にビックリ。
「髑髏城の七人」は上記のような新感覚体験ができる舞台に演技派の俳優陣が出演しているので、素晴らしく良かった。
館内ではパンなどの軽食を購入できる場所がありましたが、それほど種類が多くありませんでした。夕食を取らずに観劇する場合、お腹がすいて何かつまみたいと思ってもあまり選択肢はないように思います。お腹が空いてくる微妙な時間帯に観劇する場合は注意が必要かも。観劇前に食事を済ませるか、何か好きなものを買って持ってきた方が良いかもしれません。
「髑髏城の七人」は新感覚のエンターテイメント性の高い素晴らしい作品でした。星を付けるとしたら★★★★★5つ星です!