「近松心中物語」宮沢りえと堤真一出演舞台を観劇

投稿日: カテゴリー: 演劇芸術・趣味

昨日、宮沢りえさんと堤真一さんが出演している舞台を観に行きました。

近松心中物語

近松心中物語は(副題:それは恋)は秋元松代原作、蜷川幸雄演出が初演の舞台作品。

今回見に行った舞台はシスカンパニー公演いのうえひでのり演出で新たに描かれたバージョン。

観劇場所

観劇した場所は新国立劇場 中劇場です。

京王新線新宿駅より1駅目の初台駅中央口から直結しているのでアクセスが非常に楽。

座席

今回取れたチケットは後ろの方の座席だったんですが、特に見にくいという事もなく快適でした。(オペラグラス使用)

内容とあらすじ

内容

近松門左衛門による「冥途の飛脚」をベースとした、心中を余儀なくされる男女の恋物語。

あらすじ

時代設定は元禄。舞台は大阪新町にある廓街。

忠兵衛はある事をきっかけに日頃無縁の場所である廓に足を踏み入れる。

ここで忠兵衛は梅川という遊女と恋に落ちてしまうのです。

そんな中、心から愛する梅川の身請け話がもちあがる。養子である忠兵衛には梅川の身請けを阻止する為の金もなく居ても立っても居られない。

思いつめた忠兵衛は友人の与兵衛から金を借りて、何とかしようとするのですが…

舞台の感想

忠兵衛は梅川を愛するあまり最終的にはやってはいけない事をしてしまいます。

そこから二人は逃避行にでるわけなんですが、その行く末には悲劇しかないんです。

もうねえ、忠兵衛は真面目すぎてダメです。忠兵衛はもともと遊女とは全く縁がないようなキャラなんですが、はまってしまい思いつめてしまう。

なんだかこういう人、現代でもいそうですね。遊び慣れていない人ほど女性に本気になって挙げ句の果てに会社のお金を横領してしまうとか。

キャスト

宮沢りえ&堤真一は以前シス・カンパニー公演いのうえひでのり演出の「今ひとたび の修羅」でも共演しているようですので、今回は再びタッグを組んだという感じでしょうか。

宮沢りえ

宮沢りえさんは演技に定評がある女優さんなので、今回の舞台はとても期待しておりました。

で、舞台を見た感想は..

演技というよりルックスが気になりました。

りえさんはとーっても細い!とても華奢でイメージとしては竹久夢二が描く柳腰の儚げな着物姿の女性といった感じでした。

今回はそんなイメージが役にあっていました。何しろ最後は思いつめて心中してしまうような役柄。なので健康的なルックスだとイメージに合わないのではないかと思うのです。

とはいっても、宮沢りえさんは少しふっくらした方が美しいタイプのような気がしてなりません。現在の細さだと首筋に血管が浮き出ており骨レベルで大丈夫か?と心配になります。

余計なお世話でしょうかね?

堤真一

さすがに安定感のある役者さんだと思います。

私、堤真一さんはドラマ「恋ノチカラ」あたりまではとってもカッコいいと思っておりました。

それがある時、旦那様がこんな事を…

「堤真一は柳沢慎吾に似ている」

この言葉を聞いた時から、堤さんが柳沢慎吾さんに見えてしまうように。

今回の舞台でも真剣に演じているシーンで柳沢慎吾さんの顔が思い浮かんでしまい感情移入しきれない!言葉の作用は継続化するようです。恐ろしや。

周囲の観客席からは「泣きそう」という声なんかも聞こえてくるような舞台だったんですが…

柳沢慎吾さんにイメージが重ならなければもっと感動できたのかもしれず、残念に思います。

池田成志・小池栄子

池田成志&小池栄子は夫婦役で出演していたのですが、お二方ともとても良い味の演技をされていました。

とかく暗くなりがちな心中というテーマがコメディータッチの2人のキャラクターによって重くなりすぎない所が良かった。

池田成志

池田成志さんの演技ですごく大爆笑してしまったのは水の中の演技。逆さまになって足が水からvの字に飛び出しているところがおかしくておかしくて。髪がほどけて落ち武者みたいになったところもおかしすぎる。(ネタバレか?)

小池栄子

小池栄子さんはとても綺麗でスタイルもよく舞台映えし、実物の方が良いタイプかも。

声も良く通るし演技力があるなあと思いました。

今回コメディータッチのキャラクターを熱演しており好印象です。

最後に

いつも舞台を見て思う事は、案外脇を固めている役者さんが良いという事。テレビより舞台の脇役で輝いている役者さんなんかもいたりして、「舞台ではこんな演技をするんだ!」と驚いてしまうことが。

中には主演を食っている場合もあります。

演技の実力はTVより舞台の方がわかりやすいように感じます。

役者さんのいつもと違う側面を知ることや、今まで知らなかった良い俳優さんに出会えることも舞台を見る楽しみのひとつ。

次に見る舞台ではどんな発見があるのでしょうか。