だれしも一度は「なぜこの世に生まれてきたのかな?」と考えることがあると思います。
人生まあまあ幸せだけどなんとなく生まれてきた意味が知りたい・・・
とか
人生ハードモードすぎてもうダメ「なんで生まれてきたんだー」
などなど、
人によって考えるベクトルが違えど、思いを巡らすことってあるんじゃないかと。
Contents
そこで今日は何故生まれてきたのか?について書かれている洋書をご紹介。読んでみれば何かヒントを得ることができるかも??
最初にご紹介するのはこれ。
著者:Melissa Feick
何故生まれてきたのか?ということは考えても答えがでないもので。ですけれども世の中には様々な思想があって「あなたが生まれてきた意味はこうです」と導いてくれる場合もあります。
スピリチュアル関連なので、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、今回紹介している本には「あなたが地球に生まれてきた理由はこうですよー」と答えが書かれています。それで今の状況の犠牲にならずにカルマを超越して本来の生き方を探す方法をあれこれとレクチャーしてくれる。
アカシック レコードにアクセスしてリーディングする方法とか興味深いですよ。
ちなみにアカシック レコードというのはすべての意識の集合体のことなんだそう。宇宙が始まったときからのすべての前記憶がこのアカシックレコードにあるそうな。
目に見えないものは立証できないわけでいかようにも言えそうなかんじではありますが。
考えようによっては、どうせはっきりしないんだったらプラスのことを信じたりするのもいいかもと思ったり。
どう考えるか。何を信じるのかは本人が決定できますからね。
次にご紹介する本はこれ。
著者のDavid Benatarさんは、南アフリカの哲学課長、教授さんです。このお方は反出生主義に関する本を書いておりまして他に
「Better Never to Have Been:The Harm of Coming into Existence」
という書籍がよく知られています。
これはですね日本語にすると「生まれてこないほうが良かった 存在してしまうことの害悪」となるんですよね・・・すごーくドッキリするヘビーなタイトル。
この手の本は数少ないです。
なんていうか反出生主義に関する事は口にしてはいけない風潮がありますし・・・世に出てきにくいように思います。
最近などは、とあるインドの男性が「同意なしに自分を生んだ」として両親を訴えたという事がニュース記事になっていてこの風潮も少しかわりつつあるのかな?とびっくりしましたが。
最近のインドではこういった「反出生主義」の考えをもつ人の活動が広がっているんだとか。
実は最近だけでなく昔からこの思想を持っている人々はいたんですけれども。そのことについては「Anti-Natalism : Rejectionist Philosophy from Buddhism to Benatar 著者: Ken Coates」という本に書かれています。
反出生主義は何で生まれてきた、そもそもこの大変な世の中に何で生んだんだ?っていう考えがあってかなり思想としてはデリケートな領域に入り込んでいます。
人間の存在事態問うので賛否が分かれるわけで。
David Benatarさんは、世の中「自助系」の本やスピリチャル、宗教など人の気分をよくさせるような本が多くて「どうすることもできない無力さ」とか「悲観論」がないのはマーケットが小さいからだと言っています。売れないということですかね。
でもこのような考えや論拠をシェアすることで安心する人がいるでしょ・・というスタンスで本を書いているようです。
このお方の本はこれでもか!!!と考えつく限りのネガティブ要素でいっぱい。
でも確かに反出生主義の思想を理解されないだとか、人に言えない場合は「同じ考えの人がいた!」と安心するかも。
ただかなりマイナスな思想を含むので読んでいるうちに暗い気持ちになる人もいるのではないかと。
途中で「あー人生明るく生きていく系の本を読みたい」と考える人もいそうな感じ。陰極まって陽生ずというか。
生まれてきた意味を考えつくしてもわからなくて「もう生まれてこないほうがよい」とどんよりしている人はこの本を読むとかなりいろんな意味で振り切れた気持ちになるのではないでしょうか。
今回はちょっぴりコアな方向性の本をご紹介しました。
すべて好き嫌いが分かれそうな感じの本ばかりになりましたが。人によっては何らかの気づきがある内容なのではないかと思います。